東京とベトナムとヨーロッパ。世界のどこかで暮らして旅をする。武谷朋子の旅のはなしやその周辺のこと。

トラベル

ポルトガルのパティスリーで頼みたい逸品:バカリャウコロッケ(フィッシュケーキ)

ポルトガルで手軽に食べられるおやつといえば、やっぱりパステル・デ・ナタ(エッグタルト)。

でももうひとつ、今回かなり気に入って食べていたものがあります。それがフィッシュケーキ

フィッシュケーキ ≒ 魚のケーキ!?

ちょっとびっくりする名前ですが、「鱈(バカリャウ)の身が入ったコロッケ」という表現がマッチしているのかな。これが小腹が空いた時にちょうどいい。ちなみにポルトガルの人たちは鱈をものすごくよく食べる。バカリャウ(鱈)というポルトガル語の単語はもう前回の旅でこれでもか!ってほど食べてすっかり覚えてしまったほど。

バカリャウコロッケ

(これがフィッシュケーキ。別名バカリャウコロッケ。美味。)

ということで、このフィッシュケーキ。どこで買えるのかというと、いわゆる街中にあるパティスリーには大抵あります。値段だって1個100円ちょっとくらい。お菓子のとなりにこのフィッシュケーキ。揚げ物とおかしが一緒に並ぶ(しかも味は塩味が効いてる)のを見ると、なんでパティスリーにあるんだろうなあ、と思うんだけど、これもまた文化。

ちなみにこのフィッシュケーキ、絶品エッグタルトで紹介した「パスティス・デ・ベレン」にもやっぱり売っていて、エッグタルトのついでに買って食べてみたら、これがまたおいしい…!あのお店は何食べてもクオリティがすごいんだな。

そんなフィッシュケーキ。
パティスリー以外で1軒おもしろいお店を発見。それが観光なら絶対訪れるであろうコルメシオ広場に面する「ビール博物館の1階」。街中から海に向かって歩いた場合はちょうど左側にあります。

フィッシュケーキの看板があって思わず中に入ったら、なんと手作りしているじゃないか…!夜ごはん前だったけど、1個だけ食べてみたくなって店内で注文。ちなみに店内はバーカウンターがあり、ここで飲みながらフィッシュケーキも注文できます。ビール飲みながら揚げ物です。ははは。

通常フィッシュケーキは鱈の身だけですが、ここのものはとろとろチーズが入ってました。おいしい!ただ、チーズの量がかなり多くて、途中からチーズをこぼしながら食べることになります(笑)

エッグタルトもそうだけど、ちょっとお茶したり小腹が空いた時に食べられるものが多くておいしいのがポルトガル。

ぜひお試しあれ。

<Information>
ビール博物館 Museu da Cerveja
http://www.museudacerveja.pt/

武谷朋子(タケタニトモコ)でした :)

 

ベトナム ホーチミンの雨季の過ごし方。スコール対策は防ぐより受け入れよう

ベトナム・ホーチミンは6月頃〜11月頃まで雨季です。いまは雨季まっただ中。

8月中旬頃からスコールの回数と降雨量が格段に増えてきてます。雨季が始まった頃は、1日に1回スコールがあるかないか、しかも降っても30分〜1時間くらいでぴたっと止むので、スコールの間はカフェでお茶でもしているのがよいな、と思っていました。

しかし。

最近のスコールはとにかく降り続く。スコールの激しさで梅雨のような長く降り続く雨……

ホーチミンのスコール

(アスファルトを跳ね返すすごい雨。レインコート着てバイクの運転は大変そう。)

さすがにカフェでお茶でも、と中に入るものの、一向に止む気配がないこともあり、最近は毎日折り畳み傘を持ち歩いています。しかも昨日は晴れていたのにいきなりスコール。雲行きを見ればだいたいスコールの予想はできていたのですが、そうじゃないこともある、ホーチミン。まだまだ初めてのことがたくさん起こる。。

8月・9月・10月は夏休みやシルバーウィークなどでホーチミンを訪れる方も多いと思うので、わたしなりの雨量の多い雨季の服装について最近思うことを。

◉洋服はフルレングスのパンツは避ける

→スコールが降ると、地面に水が貯まるところも多く、フルレングスの丈のパンツはまず間違いなく濡れます。むしろ、膝下くらいは盛大に濡れます。フルレングスの場合は、まくれるくらいゆとりのあるものか、むしろ丈の短いパンツとかがいいと思います。あまりタイトなものは湿度の高い雨季はさらに不快になるので、やはり避けた方が無難。。

◉靴は、防ぐより、受け入れる靴を

→雨量がすさまじいのと、いつ降るか予測ができないので、「濡れても問題ない靴」で街歩きすることをおすすめします。わたしは濡れても問題ないペタンコサンダルを履くことが多いです。スコールになると、もう足は完全に水で濡れますね。。あとは、雨対応のペタンコ靴とかもいいかも。(歩くのが疲れなければビーチサンダルもいいです!)

というわけで、服も靴も基本「濡れてもいい」を前提に考えておくと、いざ濡れても対応できるし、なにより不快指数が減るのでいいなーと最近思ってます。

昨日すごいスコールだったのですが、今日は一転して晴天。
旅の最終は雨降らないように…といつも思いますが、ホーチミンでは「雨が降る」前提で考えて、どう過ごそうかと計画しておくのがいいなあ、と思うのでした。

こうやって、スコールを体験できるのも、またいい経験。(ポジティブ)

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ポルトガルワインの魅力にはまるリスボンの酒屋2選

旅に出ると、ご当地のお酒を飲み、そんなローカルな場にいるのがなんとも心地よくて、ついついそんな場所を求めてうろうろしています。

旅先で買うおみやげも、旅の回数を重ねるごとに自分らしいものを厳選するようになったのですが、最近の旅でよく買って帰るのが、お酒。

正直重いんですが(笑)、重さに耐えて持ち買った後、旅の余韻に浸れるものでもあるので、気にいったものや、ぴんと来たものは購入するようにしています。

これまで世界のお酒紀行で書いている通りなのですが、ポルトガルはなんといってもワイン!ワイン!特に日本で売っていないヴィーニョ・ヴェルデを今回は持って帰りたいと思ってたので、ローカルの酒屋さんへ。どちらもほんと時間を忘れるほどに夢中になれるお店です。ポルトガルワインのおみやげ、おすすめです。

お酒の持ち帰り方

ちなみにお酒は液体類なので、手荷物での持ち込みは不可。いつもタオルや洋服などにくるくる巻いてスーツケースの中に入れてます。割れちゃうんじゃないかといつもちょっと心配ですが、今まで割れていたことは一度もなし。できるだけ衝撃がかからないように、スーツケースの内側に入れて、できるだけ動かないようにするのがポイントかなと。

ポルトガルワインならまずここへ|NAPOLEAO

こちらは有名な酒屋さん。実は7年前もここで購入してたりします(笑)
このNAPOLEAOは、とにかく品数が豊富。というより多すぎて何が何だか分からなくなります。圧巻の陳列。ボトルに値段が書いてあるのですが、品数もさることながら、価格のバリエーションも豊富です。

ここの店員さんたちは本当に知識豊富なので、買いたいワインの種類や、味の好み、ある程度の価格帯を伝えたら、何本かおすすめしてくれます。(一部のワインは試飲もあり)とにかく種類が多すぎて自力で選ぶのはかなり厳しいほどにすてきなお店なので、店員のおじさんのおすすめされるままに買うのがいいかと(笑)

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(ポートワインの試飲。飲み比べると違いは歴然!)

今回はヴィーニョ・ヴェルデしばりで何本かおすすめしてもらったもののうち、日本では買えない2本を購入してきました。まだ開栓してないのですが、飲んだらまたご紹介したいと思います。プロにすすめてもって出会う味も、またたのしい。

試飲ができるポルトガル産のお酒のセレクトショップ|Alfama Gourmet

こちらのお店は、28番トラムに乗ってアルファマ地区に行った時に、途中下車してぶらぶら歩いていて偶然見つけた一軒。実はまだ開店して2ヶ月ほどなんだとか。レオナルドより規模はかなり小さいのと、どちらかというと、ポルトガル全土から、人気のある種類を厳選して置いているお酒のセレクトショップというような感じでした。ワインだけでなく、リキュールや缶詰などもちょっとずつあるので、いろいろ試しながら一気に買いたい、という時はいいかも。

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(チョコレートカップに注がれるジンジーニャ。絶妙なコンビネーション)

ここのお店のよいところは、とにかくいろいろ試飲させてくれるところ。店主の方の丁寧な説明と共に、ポートワインや、ジンジーニャと呼ばれるチェリーのお酒など、いろんな種類をちょっとずつ飲ませてもらいました(たぶん10種類は飲んだ)。飲み比べてみると味が全然違う…!比較しながら自分の気に入った味に出会えるのがいいなあ、と。

こちらではジンジーニャを1本購入しました。ちなみに店内で味わえるジンジーニャをチョコレートのカップに入れて飲むのが超絶おいしいです(有料ですがたった1€)。現地でお試しあれ。

まだ始めたばかりのお店ということでしたが、店主のおじさんがおもしろいので、アルファマ散歩のついでふらり立ち寄るのがおもしろいと思います。ちなみにこのお店の付近は、写真の撮りがいのあるエリアもあります。

重さに負けて買ってこなかったんですが、ものすごくおいしかったリキュールとポートワインがあったので、次回はそれを目当てに3度目のポルトガルにまた行きたいなあ。

<Information>
◉NAPOLEAO
http://www.napoleao.co.pt
◉Alfama Gourmet
Alfama Gourmet Facebookpage

旅を終えても、ちょっとずつ持ち帰ったお酒を味わうことで、なんだかちょっと旅が続いている気分になるのがいいんですよね。「なにこれ、こんなおいしいものが!」っていう衝撃が楽しくて、また次の旅が楽しみになるのでした。

さて、ヴィーニョ・ヴェルデはいつ開栓しよう。(ジンジーニャはもう飲み干した)

ポルトガルのナザレで飲んだこちらもおすすめ。

#世界のお酒紀行(ポルトガル編)ポルトガルで楽しみにしていたことのひとつが、ポルトガルワインを飲むことでした。すでにポルトガルでワインを飲む(1本目)のスパークリングワインからテンション高かったのですが、ナザレでもまたおいしい味にたくさん出会うことができました。ああもう、これだから旅は楽しい…!ナザレでついに待ち望んでいた「ヴィーニョ・ヴェルデ」をたくさん飲んできました(至福!)ヴィーニョ・ヴェルデとは?ヴィーニョ・ヴェルデ(Vinho Verde)とは、ポルトガル最北部の大西洋よりの広い地域で生産されて...

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リスボンではトラム(市電)28番に乗ってすれ違いを楽しむ

ポルトガルの首都リスボン。

いわゆる見どころや観光名所は!?と言われると、あるにはあるのですが(ジェロニモス修道院とかベレンの塔とか)、なんというか、そこまで多くない。リスボンの街は何かを見に行くんじゃなくて、街歩きをしながら気になるお店に入ってみるのが楽しい気がします。(なんとなく今住んでいるベトナムのホーチミンにもこの感じはちょっと似ている)

というわけで、いちばん楽しめるのがこのトラム(市電)。これってアクティビティとして十分成り立つレベルだと思ってます。ちょっと古い感じですが、いまでもしっかり動いていて、街歩きにはとても便利な乗り物。メトロではいけないところまでずいずいと進んでいくのが、乗っていてとても楽しいんです。

特に気に入っているのが28番トラム。

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Alfama(アルファマ)というエリアを通って行くルートなのですが、これがまた迷路みたいな場所を走って行くので、乗っているだけでほんと楽しいんです。しかも線路が民家の前ギリギリに通っているので、スリルがある。当然対向車線も上の写真通りギリギリ。

アルファマ地区はその迷路のような道を歩くのもまた楽しいんですが、歩道がほぼないので、トラムが来るときはみんなぴたっと壁側に身をつけてトラムが通り過ぎるのを待つ(笑)

このエリアは気になるお店を通り過ぎたら次の停留所で降りたらいいし、あえて終点まで行ってみるのもあり。

(これはトラムツアーの車両みたいです。車体もかわいい)

(これはトラムツアーの車両みたいです。車体もかわいい)

そんな気分のままにのんびり乗ったり降りたりしてみるのがリスボンのトラムの楽しみかた。28番トラムにのんびり揺られる時間がなんとも心地よかったなあ。

トラムは他にも何本か走っているので乗りましたが、やっぱりこのアルファマ地区を走る28番が一番好き。

(歩くのもまた、楽しい)

(歩くのもまた、楽しい)

◉チケットの買い方
乗車ですが、1回券なら車内の運転手さんから購入することもできますが、割高なので、1日に何度か乗るなら1日券を買ってしまってもいいと思います(メトロの券売機などで購入できます)。わたしはむしろ、このトラムにたくさん乗ることを楽しみにしているので、今回は1日券をフル活用しました。またチャージ型のカード(Suicaのようなものだけど見た目は1日券と全く同じ)があるので、1日券を買うほどではない場合は、チャージ型の方がお得かも。

◉トラムの地図はコルメシオ広場で手に入れる
わたしが持っていたガイドブックにはトラムの地図がなかったので、コルメシオ広場にあるTourist Informationでトラム地図をもらいました(無料)トラムを乗りこなすには確実にあった方が便利ですよ。

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リスボンのリベイラ市場でメインからデザートまで

リスボンでごはんを食べるなら、ここは!と思っていたのがリベイラ市場

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市場という名前がついていますがいわゆる市場の機能に加えて、立派なフードコートが併設されています。有名なレストランが多数出店していることもあり、高品質なフードコート!という感じの場所でした。ちょっと食べるというよりは、ランチもディナーでもしっかり食べられる場所です。お店が多すぎて、迷う迷う。。

ヨーロッパにひとり旅をすると、「ひとりじゃ入りにくいお店」もちょくちょく遭遇するのですが、ここはひとりでもかなり居心地よくいられる場所だと思います。こういう場所は、ほんとありがたい。「仕方なくフードコート」ではなく「積極的に行きたいフードコート」という感じ。

ポルトガルの伝統料理はもちろん、パスタやピザ、デザートまでしっかり網羅されているので、ここだけでフルコースができます(笑)各店にはビールはもちろん、ワインもしっかり揃っているのでお昼から飲んでる方がたくさんいました。ま、こんな雰囲気なら、飲んじゃいますね。うんうん。

リベイラ市場で食べてすごくおいしかったのがこのお店「MANTEIGARIA SILVA」イチジクの生ハム添え

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イチジクと生ハムは合うのかな、と半信半疑で食べたのですがこれはまた食べたい即リスト入り。ハムのお店なので他にもたくさんの種類があります。

本当にバリエーション豊かなお店ばかりで、どれを食べるか、本当になやむ場所です。
飲食店以外にも、ワイン店や、人気の缶詰屋さん、おしゃれな雑貨屋さんなんかもあるので、休憩がてらふらりと立ち寄ってみるのもおもしろいと思います。

場所は地下鉄カイスドソドレ駅のすぐ目の前です。

<Information>
Time Out Mercado da Ribeira
名前にもありますが、このリベイラ市場の改装にあたってTime Outが関わっているのでした。面白い試みですよね。

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美味しすぎるパステルデナタを本場ポルトガルで食べる/パスティス・デ・ベレン

旅に出て新しい味に出会い、そのおいしさに興奮する。

頻繁に行けない場所だからこそ、離れてみてその味に恋焦がれる。このパステル・デ・ナタ(エッグタルト)にそんなことをずっと思っていました。世界中にそんな”恋する味”の忘れ物ができたらいいな、といつも思っています。

ナザレの旅を終えて次に向かった先は、最終目的地リスボン。

リスボンはポルトガルの首都なのですが、なんていうんでしょうか・・・ゆるくて素朴でほんわかした街なんですよね。ポルトガル全体にそんな雰囲気が漂ってるのですが、ヨーロッパの中でも特に素朴な空気を醸し出していて、それがものすごく心地いいんです。

リスボンは2回目だったのですが、前回(7年前)は主要なスポットをめぐったので、今回はもっとリスボンの街のおもしろさを堪能しようと歩き回りました。そしてもうひとつ大きな目的が、食べ歩き。ここでもまだ食べるのか!という感じですが(笑)食べつくす旅のしめくくりということで堪能してきました。

どんだけ食いしん坊なんだよ、という感じですが、このためだけにポルトガルを訪れる価値あり、と思える場所を残しておこうと思います。

まずは、なんといってもパステル・デ・ナタこれはエッグタルトのことですが、ポルトガル語では「パステル・デ・ナタ(Pastel de Nata)」と呼びます。ポルトガルに来たらこれを食べずに帰れるか!というほど、定番かつ絶対に外すことのできない一品

そして、パステル・デ・ナタといえばこのお店「Pastéis de Belém」

pasteisdebelem

リスボンの西側にあるベレン地区にあるお店なのですが、ガイドブックにも載っている超人気店です。7年前にも来たのですが、その時食べたパステル・デ・ナタが衝撃的においしくて(今まで食べたものと全然違う)、今でも卵系お菓子の中でNo.1です。もうここはリスボンに行ったら立ち寄らずにいられない。というか、取り寄せて、毎日食べたい。それくらいおいしいのです。

ということで今回も行ってきました。

やっぱりの行列。7年前より増えてるような気がする・・・さらに人気店になっているんだなあ。ちなみに、この「パスティス・デ・ベレン」というお店は、「イートイン」と「テイクアウト」で列が異なります。この外に並んでいるのは「テイクアウト」の列。店内で食べたい場合は、お店の中をどんどん奥に進むとイートイン専用の列があります。

店内の客席数はかなり多いのですが、みんなゆっくりのんびりお茶しているので、列が全然動かない…。

というわけでテイクアウトをおすすめします。この日はテイクアウトの列に50人近くは並んでいましたが、15分くらいでレジまでたどりつけました。結構、早い。

近くに公園なんかもあるので、テイクアウトしたら飲み物を近くで購入して公園のベンチや芝生に座りながら食べるもいいですよ。(前回も今回もそうしました)

pasteldenata

ここのパステル・デ・ナタの特徴は、外のパイがすごくサックサク(!)なんです。生地に少し塩気があるので、それがまた甘いナタにマッチして、もう食べ始めると止まらない。そして、超人気店でかなりの個数が売れていくので、店内で次々と焼き上げられていくため、テイクアウトで購入してもあたたかいんです。

もう、出来たてを頬張るしあわせといったら…!

やっぱり、パステル・デ・ナタはこのお店のものが一番好き。

<Information>
Pastéis de Belém:www.pasteisdebelem.pt/

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便利なポルトガルの長距離バス:簡単予約で国内を快適に移動してみる

ポルトガルは、実はバス網がすごい

人気都市である首都リスボンから北部のポルトなどへ行くには高速列車が早いので、主要都市間の移動であれば列車を使った方が快適です。

今まで以下の街に行ったり乗り換えたりしましたが、これらは全て列車で行けます。

【列車で行ける街】リスボン・ポルト・カスカイス・シントラ・アゲダ・コインブラ・アヴェイロ

ただ、今回ナザレに行こうと決めたあとに行き方を調べたら、どうやらバスしか手段がない。
海外の旅では基本列車移動をするので今回ナザレ行きを決めたあとにバスのチケットをどうやって買うのか、かなりいろいろ調べました。あまり情報が載ってないんですよね。。

というわけで、今回「アゲダ→ナザレ」「ナザレ→リスボン」とバスで移動したのですが、バスの時刻表・料金確認&予約をしたサイトがこちらのバス会社。ものすごく便利なバス旅でした。

REDE EXPRESS

言語はポルトガル語と英語のみですが、出発地と行き先と日にちを入れたら簡単に予約まで行けます。

この予約の段階で行き先リストを見てびっくりしたんですが、すごいバス網…!意外にも長距離バスでかなりいろんなところに行けるんですね。ポルトガルは小さな街も結構魅力的なところがたくさんあるのですが、こういう街の場合は、さくっと長距離バスに乗ってしまう方がよさそう。

redeexpress

(ナザレのバス乗り場にて)

ちなみにバスはいわゆる大型観光バスなので、座席もしっかりしています。途中寝てしまうくらいに快適な道のりでした。

REDE EXPRESSでチケット購入してから乗るまで

チケットはバス乗り場でももちろん購入できますが、当日行って満席…となると困るのでサイトから事前購入しました。PayPalで決済できるので早くて簡単。無事に購入できるとチケットのPDFが登録しているアドレスに届きます。

当日はそのPDFのチケットをスマホで運転手さんに提示すれば乗車可能です。
ちなみに、事前購入の際に座席指定ができるのですが、実際乗ってみたら指定の席にはもうほかの人が座っていたので、座席指定は実質ないという感じです(笑)

リスボンの長距離バス乗り場

メトロ(Azul Line)のJardim Zoológico駅で下車すると、隣接している場所にREDE EXPRESSのバス乗り場があります。駅までたどり着けば、バス乗り場までの案内看板が出ているので、見ながら歩けばすぐ到着するはずです。軽く20台はバスが横並びしている感じだったのが、結構圧巻でした。

快適なポルトガルバス旅を!

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ポルトガルでヴィーニョ・ヴェルデを飲む/世界のお酒紀行(ナザレ編)

#世界のお酒紀行(ポルトガル編)

ポルトガルで楽しみにしていたことのひとつが、ポルトガルワインを飲むことでした。

すでにポルトガルでワインを飲む(1本目)のスパークリングワインからテンション高かったのですが、ナザレでもまたおいしい味にたくさん出会うことができました。ああもう、これだから旅は楽しい…!

ナザレでついに待ち望んでいた「ヴィーニョ・ヴェルデ」をたくさん飲んできました(至福!)

ヴィーニョ・ヴェルデとは?

ヴィーニョ・ヴェルデ(Vinho Verde)とは、ポルトガル最北部の大西洋よりの広い地域で生産されているワインです。基本は白が多いですが、赤やロゼなんかもあります。微発泡で酸味がありながらもフレッシュで軽い飲みくちで、数年前に自分の中のブームがきまして、それから暑い時期になるとよく飲んでいました。

何よりアルコール度数が10度前後と、ワインの中でもそれほど高くないこともあり、食事はもちろん、単体で飲むのも気軽に楽しめるワイン。

もう、ほんとこのワイン好きなんですよ。(でも周りで好きだと言っている人を見たことがないのですが…)

ちなみにヴィーニョ・ヴェルデは訳すと「グリーンワイン」となるのですが、ワイン自体が緑なのではないのです。(ただ、多くのヴィーニョ・ヴェルデの瓶が薄く青がかっていることもあり、中の白ワインを入れた時にちょうど薄いグリーンのように見えるものもあります。きっとこの”Verde(グリーン)”を表現しているのかな…?

ナザレの夜ごはんはヴィーニョ・ヴェルデとともに

もう、食事どきはいつもワインリストをチェックするわけです。ナザレでも多くのお店にヴィーニョ・ヴェルデは置いてあります(銘柄は各お店で違いますが)。というわけでナザレで出会った1本を。

nazare_vinhoverde

MURALHAS DE MONCAO 2014
http://www.adegademoncao.pt/

あわせたごはんはフィッシュスープ(魚の出汁がしっかり出たトマトベースのスープ。ポルトガルはスープがほんと美味しかった!)と、イカのグリル。

比較的味がしっかりついているポルトガル料理ですが、ヴィーニョ・ヴェルデがさっぱりしていることもあり、あらためて食事との相性がほんといいワインだなあ、と感じました。ああこのシュワシュワ、たまりませぬ。。。日中たっぷり陽射しを浴びていたこともあり、夜に飲むヴィーニョ・ヴェルデはまた格別。ま、またお腹はちきれそうなくらい食べて飲んでしまったのですが。ははは。

銘柄は限られますが、日本でもネットショップなどでヴィーニョ・ヴェルデを購入できる店舗があります。実は価格もお手頃なものが多いヴィーニョ・ヴェルデ。もっとたくさんの種類が日本でも飲めるようになるといいなー!

そして、いま住んでいるホーチミンで買えるところがないか、リサーチせねば(たぶんない)。

というわけでナザレ編はこれでおわりです。でも、この「#世界お酒紀行(ポルトガル編)」はまだまだ続きます〜。

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ポルトガルで焼き魚?おいしすぎるナザレの名物料理を食す

ポルトガルの旅はもうしょっぱなからお腹パンパンになるまで食べていたのですが、ナザレでもやはり同じ状況に(笑)

<関連>まさかの炭水化物コンボ、ポルトガル中部の街アゲダのごはん

ナザレでもあらためて思ったんですが、ポルトガルのごはんはものすごくおいしい!日本ではポルトガル料理専門店も少ないので味わう機会はほとんどありませんでした。ただ、初めてポルトガルに行ったときにこのポルトガル料理のおいしさに感動して、料理本まで買って帰ったわたし(笑)

ヨーロッパはもう15カ国以上旅をしてきたのですが、ポルトガルは「ヨーロッパの中のおいしいごはんベスト3」に間違いなく入ります。

・ごはんを食べる
・魚をお肉をバランスよく食べる(特に魚をよく食べる!)

というのが一番の理由でしょうか。味つけ自体も好きなものが多いのですが、何よりごはんを主食とする日本人からすると非常に相性がいいのかと。ずっと食べ続けても大丈夫だろうなあ、という気がします。

さて、アゲダは内陸の街なのでお肉料理中心でしたが、ナザレは海沿いということでやはり魚介類が新鮮でおいしかったです。ナザレに来たら魚介類オンリーでぜひ。

そしてナザレの名物料理がこちら。

nazare_fish

なんと、イワシの塩焼き。ポルトガルで焼き魚が食べられるのです。

ポルトガルは焼き魚を食べる文化があるので、首都リスボンでも食べられるのですが、ナザレのイワシはとてもふかふかでおいしかった〜。お店によっては、店の外に魚を焼くグリルがあって、ディナータイムになると炭火でもくもくと魚を焼くにおいがしてきます。ああ、なんて幸せなにおいなんだろう。

つけあわせはこれもポルトガルの定番ですが、茹でたポテト(丸ごと)と、サラダ。これが一皿に盛られて提供されます。結構ボリュームがあるので、もうこれだけでおなかいっぱい。白ワインなんかをあわせると最高です。

まだまだある、ナザレのおいしい料理。
これもポルトガル料理の中のおすすめなのですが、イカのグリル。付け合せはイワシと同じです(笑)シンプルな味付けなんですが、素材が新鮮なので、もうおいしいのひとこと!

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貝類も豊富にあるのですが、このあさりがほんとおいしかった!たっぷりのオリーブオイルとガーリックがベースになっているんですが、パクチーが入っているのがまたいいアクセントに。これは家でも真似したい1品でした。
nazare_shell

その他のナザレごはんのおすすめは「FISH SOUP」「魚のリゾット」
このふたつ絶品です。どのお店にもこのフィッシュスープはメニューにあります。ただ、味付けや入っている魚がお店によって違うのもまたおもしろい。ポルトガルはスープがとにかく安くて本当においしい(5ユーロ前後)。

ポルトガル滞在中に食べたスープの中でもこのナザレで食べたものがダントツでおいしかったです。やっぱり魚のだしのうまみがすごい。フィッシュスープがおいしいだけあって、魚のリゾットも食べてみたらこれまた絶品でした。(リゾットは2人前以上のオーダーのところが多いようです)

食べ過ぎた次の日のランチなどは、このフィッシュスープ+パンでちょうどよいじゃないか!という食べ方を発見。貝類も豊富なので、ここはもう食べ物には全く困らないすてきな街でした。(食べ物で外れないってほんとすばらしすぎる街!)

ナザレで出会った活気のあるお店の雰囲気、ほんと大好きなんですよね。食べる時間はやっぱりたのしい。

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つぶれた桃と小さな違いを見つける楽しみ/ナザレの市場

旅に出ると、その街の市場によく出かけます。

観光客向けというより、地元の人もよく買い物に来ているような、そんな生活感溢れる市場が大好きなのです。旅での楽しみは、外から眺める街より、どこかでぐっと中に入り込んでしまった方がおもしろい。そんな飾らないスポットのひとつが市場なんじゃないかなあ、と思うのです。

ポルトガルの海沿いの街ナザレでも、そんな市場に偶然出会いました。

なんせ、このナザレ、ガイドブックにもほとんど情報がないので、もう足で歩いて自分のアンテナに引っかかった場所を次から次へとのんびりのぞいてみる。その中で市場を発見しました。

nazaremarket

そしてこの市場が、ものすごくよかった。

何が良かったかというと、完全に地元に住んでいる人向けの市場だったんですよね。もちろん観光客も多少はいますが、新鮮で種類豊富な野菜はもちろん、海沿いならではの魚介類が豊富にあって、朝から地元の方がお買い物に来ていました。ふらふらと歩きながら、

いまはどんな野菜が採れるのかな、とか、
同じ野菜なのに大きさ全然違う…!(驚)とか。

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(メロンの大きさもさることながら、ネギの大きさといったら!)

そんな小さな驚きがまた楽しくて。

ポルトガルには「つぶれた桃」があるというのを聞いたことがあったのですが、

nazarepeach

あった…!!!

たしかにつぶれてる。でも、なんだかフォルムが愛らしい。。買って海辺でこのつぶれた桃を食べてみたのですが、めちゃくちゃおいしい。これは、ほんとおいしかったです。(すでにまた食べたい)

この市場で、地元の方の生活をちょっとだけのぞいて、そして味わってみる。
小さな違いを知り、楽しめる場所ってやっぱり楽しいなあ。

行くまで知らなかったナザレのよさを、この市場でも発見。

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ポルトガルの空港でプリペイドSIMカードを購入してみる

今回は、ポルトガル旅の通信の話を。

電源を完全にOFFして、どこにもつながっていない時間を楽しむのもまた楽しい。だけど、道中で調べものしたりすることもあるので、やっぱりネットに繋がっているのは便利。

というわけで、今回のポルトガルの旅ではプリペイドSIMカードを購入して使いました。

ベトナムで暮らし始めるにあたり、スマホはSIMフリーのiPhoneに変えたので、これからの旅先でのデータ通信は各国のプリペイドSIMを買って使う形に。

SIMフリーのスマホにする前は空港でWi-Fiルーターをかりていたのですが、SIMフリーのスマホがあるなら、現地のSIMを買って使う方が価格的にもだいぶメリットが大きいです。(ベトナムでもプリペイドSIMを使っています)

プリペイドSIMカードはどこで買える?

リスボンのポルテラ空港の到着ロビーにVodafoneのお店があります。ここが到着後すぐに買える場所なので、便利じゃないかなと。

ボーダフォン!なんだか懐かしい…!

お店の写真を撮り忘れてしまったのですが、到着ロビーすぐのところにあるので分かりやすいと思います。

「データ通信利用のみで10日間使えるプリペイドSIMが欲しい」とだけ伝えてiPhoneを出したら店員さんがささっとカードを出してくれました。

ポルトガルSIM

気になる価格は、1枚15ユーロ。

思ったより全然安い!9日間の滞在だったので、単純に割返しても1日200円ちょっと。ちなみに設定は基本的にその場で店員さんにやってもらえます。らくちん。

尚、アクティベートするには、このカード裏に書かれた4ケタのPINコード入力が必要です。無事に設定ができるとSMSにメール通知が来るので、その場でデータ通信ができることを確認してからお店を離れたほうが安心。

後で送られてきたSMSを見てみると、このカード、どうやら30日間利用可能なカードのよう。なんと!→ “Plano de tarifas em vigor: Vodafone GO 30 dias.”

そう考えるとちょっと長めにポルトガルを旅する場合はさらにお得に。これ、すごく安いよおお。

VodafoneプリペイドSIMカードの注意点

使っていて気付いたのですが、充電切れなどで一度電源がOFFになった場合、再起動するときにSIMが再びロックされた状態になります。立ち上がった画面で「ロック解除」を選択すると、再度4ケタのPINコードを入れる必要があるので、購入時にもらったカード(上の写真)は絶対になくさないようにご注意を。(一瞬SIMロックされたと思ってひやっとした^^;)

VodafoneのSIMカード、4Gですが速度もストレスなく快適でしたよ。

※価格は2015年7月時点のものです

通信手段が確保できたら、今度は移動!
ということで、ポルトガルの便利な長距離バス情報はこちらにまとめています。

ポルトガルは、実はバス網がすごい。人気都市である首都リスボンから北部のポルトなどへ行くには高速列車が早いので、主要都市間の移動であれば列車を使った方が快適です。今まで以下の街に行ったり乗り換えたりしましたが、これらは全て列車で行けます。【列車で行ける街】リスボン・ポルト・カスカイス・シントラ・アゲダ・コインブラ・アヴェイロただ、今回ナザレに行こうと決めたあとに行き方を調べたら、どうやらバスしか手段がない。海外の旅では基本列車移動をするので今回ナザレ行きを決めたあとにバスのチケットをどうやって...

武谷朋子(タケタニトモコ)でした :)

2015-09-04 | Posted in Portugal_ポルトガル, トラベルNo Comments » 

 

ポルトガルの海岸沿いの街ナザレに滞在して感じたコントラスト

アゲダでの楽しい滞在を終えて向かった先はポルトガルの西側の海岸沿いの街ナザレ(Nazaré)
アゲダからは高速バスで3時間、首都リスボンからは約2時間の道のりです。ちなみにこのナザレに行くには、主要都市から基本的にバスで行くしか手段がありません(もしくはレンタカー)。近くに列車の駅もないので、行きにくい街とえいばそうなのですが、だからこそ見られたすばらしい光景もたくさんありました。

地図上でいうとこのあたりにあります。アゲダより南、リスボンより北。

ナザレ、行ったみたらもうすばらしかった!

また必ずや戻ってきたいと思える街がまたひとつ増えました。あああ、暑い時期にまた行こう。

なぜナザレを選んだのかというと

今回の旅ですが、アゲダとリスボンに行くことは最初から決めてたのですが、日程的にもうひとつ行けそうだったので、ポルトガル中の街をガイドブックとネットを使って調べていたら、ナザレの海と迷路のような街に惹かれたんですよね。(白い壁が連なる家の感じもかなり好みだったのもありますが)
ここなら数日滞在してもおもしろそうだという直感がはたらいたので、リスボンに向かう前にナザレに立ち寄ることに。

旅先の街を決める時には、基本的に人からいいよ!と言われたところよりは、自分で調べた情報から判断するようにしています。人と自分の好みは違いますしね。行き先は自分の意思で決めると、旅はもっとおもしろくなると思います。かれこれ旅を長く繰り返していると、自分に合いそうだなあ、という街は写真を見ただけで大体分かるようになるのが不思議。

海と共に暮らす街ナザレ

■深いコバルトブルーの海とストライプのおうち
ナザレは海沿いの街で、その海自体も海水浴をしている人がたくさんいるようなビーチが街のすぐそばにあります。ベトナムでは全く見かけなかった砂浜で日焼けしている人達がたくさん。これこれ、まさに夏の光景。ナザレの海を上から望める場所までケーブルカーで絶壁に登ってみた景色がこちらです。

ナザレ

わーーーー!きれいーーー!これこそ絶景。
ナザレの海はコバルトブルー。いつまでも眺めていたくなる、そんな光景でした。なんとなく、フランス南部にあるニースのビーチにも似てるような?!

そして、ビーチの近くに行ってみると、このストライプのかわいいおうち?がたくさん並んでいます。

ナザレ

実はこれナザレ版「海の家」なんです。ビーチ入口に管理人のおばさんがいるので、お金を払って決まったナンバーの海の家(個室)を利用する形です。ただ布で仕切られているだけですので、基本的には着替えと陽射しを避けるための休憩所として使うみたいです。このストライプ、かわいい。すごくかわいい。ならんでいる姿もまた、かわいい!

■ナザレは実はサーフ天国だったりする
ナザレのことを調べるまで全く知らなかったのですが、実はここナザレは、サーフィンのギネスレコード(現時点)が生まれたサーフスポットだったりします。その時の映像がこちら。波、やばすぎ…。

完全にクレイジーな域ですねこれ。。。。

このサーフスポットはいわゆる家族連れで楽しむビーチは別の場所にあるので、普通の海水浴は安心してできます!(念のため。笑)でも波は気持ち高めかな、という感じはしましたが。サーフスクールなんかもいくつかあったりして、ビーチでは小さなお子さんもボディーボードを楽しむ姿をたくさん見かけました。次はサーフィンやってみたいなあ。

■白い家に映える伝統衣装
海から少し入ったらもうすぐに街なのですが、この街がまたすばらしくて。家の壁は真っ白。石畳が連なる迷路のような道を歩いていると、いま自分がポルトガルにいることすら忘れてしまいそうになります。海の碧さと街の白のコントラストがまたいい。

ちなみに、ナザレには、伝統衣装を身につけているおばあちゃんたちをよく見かけます。その伝統衣装というのが、7枚重ねの膝上スカート。かわいらしいですよね。この年代の女性が膝下を出している姿はなかなかびっくりしましたが(笑)、でもとても似合うし、それぞれ個性のある柄の衣装でいろんな方を見ながらいつもほっこり。

ナザレ

ナザレでは、なんにも予定を入れず、地図も見ずにてくてく歩き、海辺で休憩するのが楽しかったです。この街に流れる独特のゆったりした時間はとても贅沢。ポルトガルの穴場の街ですよ、ここ。

旅をしていて、「ここはまた戻ってきたい!」と思える街がいくつかあるのですが、ナザレはそのうちのひとつにすぐに仲間入り。また暑い時期に必ずや!

武谷朋子(タケタニトモコ)でした :)

 

ポルトガルでワインを飲む(1本目)/世界のお酒紀行

旅先で初めて味わう飲み物にいつもドキドキする。

今回のポルトガルの旅でも、すてきなお酒との出会いがたくさんありました。

ポルトガルに7年ぶりに旅に出かけるにあたって、ひそかに楽しみにしていたことのひとつがポルトガルワインをたくさん飲むこと、ポルトガルは特にワインを好んで飲む人が多く、どこへ出かけてもワインを飲む人をたくさん見かけます。なかなか日本でもポルトガルワインというのは取り扱いが少ないんですけどね。

特に「ヴィーニョ・ヴェルデ」というポルトガルワインを飲むことを特に楽しみにしていました。いろいろ飲んだのですが、ポルトガルで飲んだものを順番に。

1本目:Adega de Murça @アゲダ

というわけでポルトガルで最初に訪れた街アゲダで出会った記念すべき1本目。
ポルトガル北部「Murça」というエリアにあるワイナリーのようです。白のスパークリングワイン。

vinhoverde1

天気のよいテラス席で、お昼からワインを飲める幸せと言ったら…!!!!
ごはんが結構重ためだったのでさっぱり飲めました。シチュエーションが最高すぎる。

すごくおいしくて、その後酒屋さんを回ったのですが、どこも置いてなかったのです…。旅の初めに飲んだ、というインパクトも重なったこともあるけれど、これは、今でもまた飲みたい1本。どこかでまた会えますように。

Adega de Murça Frisante Branco

武谷朋子(タケタニトモコ)でした :)

 

まさかの炭水化物コンボ、ポルトガル中部の街アゲダのごはん

旅の楽しみのひとつは、やっぱりごはん。

アートフェスティバル”AgitAgueda”を見にポルトガル中部にある街アゲダ(AGUEDA)に来たわけですが、ガイドブックにエリアの情報すら載っていない街なので、当然ながら宿とこのアートフェス以外の情報が全くない状態でやってきました。

情報が分からないのって逆にわくわくする。

ごはんは地元の人が入っていそうなお店をいままでの旅の嗅覚を頼りに歩きながら探して、結果的にすごくすてきなお店に出会いました。

きちんとしたお店ということでは2店舗入ったのですが、どちらもメニューが似ている感じでした。ある日のランチで食べたのがこちら。

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アゲダでは、どうやら豚がよく食べられているようです。内陸の街なので、シーフードよりお肉なんですね。

そしてこのポークですが、基本はグリルだったり、煮込んであったり。調理方法は大きくこんな感じのようです。そして、付け合せとしてレモンやオレンジが添えてありました。味がこってりしているので、柑橘系果物の果汁がさっぱりさせてくれるんだよー!と地元のおじさんが教えてくれました。がっつりなごはん。

そしてさらにびっくりしたのは、ポテトとごはんがコンボで出てきます。(もしかしたらこれはお店によるのかもしれませんが、2店舗とも両方出てきました。)

炭水化物に炭水化物・・・・(ふ、太る・・・)

今回の旅は夫と2人で行っていたのですが、量がですね・・・すごいんです。普通に2人分で頼むと、男性でも1人前の量がかなり苦しい…くらいの量です。お腹がはち切れそう・・・という経験をひさしぶりに味わいました^^;
ベトナムのごはんは1人分でも適量で出てくるので、「ザ・ヨーロッパのごはん!」だな、とひさびさに目の当たりしたわけです。

味付けは日本人ならかなり好きな味付けだと思います。ただ、量が量だけに、このレモン(オレンジ)の存在が途中からかなりありがたくなってきます(笑)むしろ、これないと食べられないくらい。

ローカルのおじさんたちはポテトもごはんも、もちろんメインのプレートもきれいに食べてました。いやー、みんなすごい。わたしといえば、苦しくてもう食べられない…!という限界に達しました。ははは。(ま、この旅はこの後も食べ続けたので結局は太って帰ってきたのですが。笑)

ちなみにアゲダの街は、アジア人自体ほぼ見かけませんでした(1組すれ違ったくらい)。
また、ローカルの人とは英語はほとんど通じないので、お店の人がしゃべるポルトガル語をふむふむ聞きながら、なんとなく意味を感じ取るコミュニケーションでした。でも、なんとなく意味が分かるんですよね(気のせい?)。みんな優しい人ばかり。やっぱりポルトガルいいなあ、とアゲダの街でさっそく実感しました。

「1人分の料理が多すぎる」というヨーロッパあるあるですが、アゲダではぜひポークとポテトとごはんのコンボをお楽しみください。ローカルの食堂の独特の雰囲気が好きで、量は多いと分かっていても、やっぱり行きたい。

お腹の限界を感じられるしあわせも、またあるような気がします。(お腹はパンパンですが。笑)

<AGUEDAで入ったローカルのお店>
O Tonel 110 R. São Bento 8 Águeda
(お店のおばちゃんが、すごくいい味出してて最高でした。近所に欲しい、そんなお店。)

武谷朋子(タケタニトモコ)でした :)

 

ポルトガル・アゲダのカラフルな傘のフェスティバルを楽しむ|AgitÁgueda

9日間のポルトガルの旅。(本当はもう2日長い滞在だったのだけど、思わぬハプニングでオランダ・アムステルダムに立ち寄り)わたしにとっては7年ぶり2度目のポルトガル。

まず、声を大にして言いたいのです。ポルトガル、本当に本当にすばらしくよかった!!!

ポルトガルに行ってきたというと大体、「なんでまたポルトガル?」と聞かれるんですよね。わかる、スペインに隠れてなんとなく地味だしね…。7年前に行った時の動機は「なんか気になる国だな」というこのじわじわ気になる感じを実際に確かめに行きたくなったからだったのですが、「哀愁の国」と言われるだけあって、派手さはないけど居心地のよい空気感が本当に気持ちよかった。また、わたしの中の重要ポイントごはん。これがですね、ものすごーくおいしいわけです。1ヶ月食べ続けても飽きない自信がある。そしてとにかく人が優しかったのが特に印象的でした。

派手さはやっぱりないんです(2度目)。でも、この外国なのになにこの居心地のよさは!という安心感みたいなものがあるんです。これまで結構な国数をめぐってきましたが、不思議な安心感がを覚える国や街ってそれほど多くないんです。でも、ポルトガルは間違いなく安心感のある、まだふと訪れたくなる国。

今回2度目のポルトガルへ行こうと思ったのは、「カラフルな傘が空を埋め尽くすアートフェスティバルを自分の目で見てみたい」というところからでした。ある時、カラフルな傘が空に浮かんでいる写真を見てから、いつか行きたいなーとここ数年思い続けていて、今年、「今年行くべきな気がする」と思ってチケットを取ったというわけです。

アートフェスティバル「AgitÁgueda」とは

ポルトガル中部の街アゲダ(ÁGUEDA)で毎年7月に開催されるアートフェスティバル。ライブやDJ、フードテントやストリートアートなど様々なアートプロジェクトが組み合わさったお祭りです。カラフルな傘が空を埋め尽くしているアートは“Umbrella Sky Project”というプロジェクトで、このフェスティバルの中心的なアートのひとつ。AgitÁgueda公式サイトにもその内容が掲載されています。2015年は7月4日〜26日に開催されていて、ここに参加してきました。

とにかく鮮やかで美しい、目線の先には空を埋め尽くす傘

このメインプロジェクトのひとつ、“Umbrella Sky Project”ですが、大きくは5つの通りで傘が空に舞っていました。もうね、ほんとうっとり。通りは隣接しているので、全て歩いて周れる距離です。通りごとに傘のデザインが異なっていたりして、歩いていて本当に楽しかったです。すたすた歩くのはもったいない。ゆっーっくり眺めながら、途中ベンチで座ったりして、いろんな角度から傘の下の通りを歩いて楽しんでいました。

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(ただ歩いているだけで楽しいカラフルな傘!傘!)

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(傘がちょうど日差しを避けてくれるので、とても快適なのです)

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(別の通りには、別デザインの傘も。こちらもすてき)

街とアートの関わり方:アゲダの街でやっていることに意味がある

■普通の商店街にアートが加わる

この傘の通りを歩き始めてすぐに気付いたんですが、この街、元々アートが盛んという街では全然なくて、むしろ高齢者の方も多く住むどちらかというと地方の静かな街という感じなんです。そのギャップに正直驚きました。傘の通りだって「商店街」という名前が似合うような、昔から続くお店が立ち並ぶ、そんな通りです。普段着を売るお店、パン屋、美容室、靴屋、酒屋、小物屋などなど。アゲダに住む人が普通に利用する、お店であり通りが、夏の一時期だけ、傘で埋め尽くされるわけです。商店街とアート。

通りにあるお店はみんな、このフェスティバル向けのグッズを作ったり、パン屋さんだったら、傘の形をしたパンを売っていたり、ウィンドウディスプレイに傘を使ってみたりと、みんなどこかにこのアートフェスティバルを取り入れているんです。なんというか、そこにぐっと来てしまいまして。お店の人だって結構高齢の方も多くて、お世辞にも活気のある通りとは言えないんです。でも、みんなこのフェスティバルを楽んで一緒に参加している感じで、それがディスプレイを見ると分かるんですよね。なんというか、歩いていて街に住む人の体温を感じるんです。それが、ほんといい。すごくいい。

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■毎晩繰り広げられるライブで音楽とお酒を楽しむ

このAgitÁguedaのプロジェクトのひとつに毎晩繰り広げられるライブがあります。リスボンから決して近いとは言えない距離にあるこのアゲダ。郊外の街の夜(しかも開始22時からとか!)に人なんて本当に集まるのかな…と思っていたらこれです。

す、すごい…!!でも、みんな帰れるのかな…いや、電車なさそうだけど。。(と余計な心配)

滞在中に「CAPICUA」というアーティストがライブをしていたのですが(上の動画がそうです)、後々詳しい人に聞いてみたら、この「CAPICUA」、ポルトガルで有名なFemale Rapperだそう。なんとー!そんなアーティストを呼べてしまうこのフェスティバル、やっぱりすごい。このライブ会場も夕方まではフードテントでごはんを食べる人がいるくらいなので、本当に夜にライブあるんだろうか…と心配になっていたらこれです)

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ライブ会場の夕方頃は、フードテントでお酒やごはんを楽しむ人が増えてきます。上にもちゃんと傘があるの、すてき!

■傍観者ではなく、街の中に自分が溶け込みたくなる空気がある

のんびりとした郊外の街アゲダにアートが加わることにより、昼も夜もこんなに変化が起きるのか、と間近で感じた2日間でした。街とアートに不思議な一体感があるんです。それは、AgitÁguedaが単なる外から人を集めるだけのアートフェスティバルではなくて、アゲダに住む人にとっても意味のあるプロジェクトであることを実感できたからなのかもしれません。

ライブのないお昼は、会場で親子のダンス教室が開催されていたり、ランニングイベントがあったり。住んでいる人も外からフェスティバルに訪れる人も共に気持ちのよい時間をすごせるすばらしいアートフェスティバルでした。「フェス」と聞いて思うイメージと全然違うのだけど、のんびりな雰囲気がまたよいよい。朝はニワトリの鳴き声で目覚める、とてもとてものどかなアゲダの街。

リスボンからアゲダまでの行き方

アゲダという街は、いわゆる観光の街ではないので主要なガイドブックにも載っていないんですよね…。行き方は事前に調べてから行きました。まずリスボンはオリエンテ駅でアゲダまでのチケットを購入します。(メトロのオリエンテ駅ではなく、高速鉄道のオリエンテ駅です。メトロ駅改札からは案内表示板があるので、間違えずに行けると思います。地上2階)

チケットはリスボンから最終目的地まで買えますが、途中アヴェイロ(AVEIRO)という駅で乗り換え。アヴェイロからは単線列車になって、なんとものどかな車窓の風景になっていきます。乗り換え時間にもよりますが、リスボンからアゲダまでは2時間半〜3時間くらいで到着。途中のアヴェイロ駅は、駅舎のアズレージョ(蒼色のタイル)がとても美しくて、駅舎外側から写真をたくさん撮っていました。ここはおすすめ。

アゲダの街、本当に居心地がよかったので、また夏の時期に戻ってきたいなあ。カラフルな傘だけじゃなくて、街と人とアートの一体感が、すばらしく気持ちよかった。すばらしきAgitÁgueda!

AgitÁguedaの詳しい情報は公式サイトで
http://www.agitagueda.com

武谷朋子(タケタニトモコ)でした :)