ホーチミンの校門前にはおやつが待っている(Banh Trang Tron)

ベトナム料理は、バリエーションがほんとに多くていまだに全く飽きるどころか、まだ食べたいものがたくさん。

きれいなレストランもいいけれど、やっぱりローカルなお店が結構好きで、そっち方面はよく食べにいってますが、いまだにあまり開拓できていなかったもののひとつが屋台。近頃お腹の調子もすこぶる安定してるのと(笑)、いい屋台の見分け方がだいぶ分かってきた(気がする)ので、ようやく本腰入れて開拓していくことに。

ホーチミン市内もいたるところに屋台がありますが、多くある場所のひとつが「学校の校門前」。小腹が空いた時にちょうどよいバインミー(ベトナムのバゲットサンドイッチ)や、カフェまであり、ちょっと休憩がてらおなじみのプラスチックの小さなイスに座っておしゃべりしている学生もよく見かけます。

校門前のおやつタイム。すごくいい文化だと思うなあ。外から見てていつも和みます。

校門前のおやつ「Banh Trang Tron」を買ってみる

とある大学前に出ていた屋台で以前から気になっていたおやつを見つけて買ってみました。名前は「バインチャンチョン」と呼びます。

banhtrangtron

細かく切られたライスペーパーをボウルに入れ、そこにジャーキー(ポーク?)・香草・ピーナッツ・青パパイヤなど数種類の具材、そしてチリソースを始めとした調味料を入れてボウルの中ぜ混ぜ混ぜしたおやつです。ライスペーパーは乾燥のものですが、調味料などが加わることでしんなりしてきて味がよく染みこんできます。

そのつくり方がもうすごい速さで。写真撮ってる間に作り終わってました。その間1分くらい。透明のビニール袋に割り箸と一緒に入れて完成です。

で、肝心の味ですが・・・・これ、めちゃくちゃおいしい!!!!

ひとくち食べてみて、「ああ、ビールください。」という味です。甘塩っぱ辛いという全てがうまい具合にミックスされた味付け。しかも片手にたっぷりひとつかみくらいのライスペーパーが入っているので、結構量があります(お腹もたまります)。これで10000ドン(約60円)安すぎる…。

これはレストランではまずお目にかかれない屋台だけのおやつなので、ローカルの人が集まる屋台にあれば、ぜひチャレンジしてもらいたい一品。それにしてもライスペーパーにこんな使い方があったとは。深いわあ。

学校終わりに友達と屋台でおやつ買って食べながらおしゃべりするのとか、すごくいい光景。あまりお金かけずにおいしいおやつと一緒に楽しむ校門前のひととき。こういう屋台の使い方、すてき!

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武谷朋子/Tomoko Taketani

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