旅のスケジュールは積極的にちょっとずらしてみる

できるなら、海外旅行は1日でも長く行きたい。
常々そう思っているのですが、会社勤めをしているとそうもいかなかったりします。

今年こそ!と思って海外の旅を考えていても、休みの日程がネックで諦めてしまったという方の話をたくさん聞いてきました。思ったように休みが取れない会社勤めの悲しき現実。ああ。

 

paris

パリのオランジュリー美術館。ここは時間をかけてゆっくり観たい場所。

 

新卒で初めて入った会社は7−10月までの間の好きな時に1週間夏休みが取れる会社だったので、価格が高騰するお盆シーズンを避けて秋に海外の旅に出かけていました。今思えば、これはすごくありがたかったなあ。人がまとまって動く時期は価格だけでなく、混雑だったりなにかと動きがしづらいので、「人とちょっとずらす」ことは旅のスケジュールを立てる上では大事だと感じていました。(平日会社勤めだったので尚更…)

しかしその後、転職をした会社の夏休みは恐れていたお盆の週が夏休み。。もちろん入社時にわかっていましたが、お盆にあわせた航空券は手がかなり届きにくい価格になるので、旅に行くかどうか(行けるかどうか)正直ちょっと悩みました。特にヨーロッパが好きだったので、年末の休みではなくオンシーズンになる夏の方がいい。秋になれば航空券が安くなることは分かっていたけれど、実際に秋に休みを取るのは状況的に難しかったので、夏休みを利用していかに自分が納得できる旅をするかは考えていました。

会社の休みのスケジュールでは、航空券に手が出ない。(長距離路線☓オンシーズンですごく高い)
でも、海外には行きたい。(葛藤)

悩んだ末に辿り着いたのは、ここでも「人とちょっとずらす」ことでした。おそらく、会社から付与される夏休みのスケジュールだけを考えれば、

☑その日程の中で行けるところを選ぶ
☑だけど、価格が高いのでやっぱり旅はまた今度…

ということにもなってしまう。そうなれば、行きたかった旅はまた遠く先へ…。そうではなくて、ちょっとだけ休みを長く取れば、それだけで航空券の価格もだいぶ変わってくるし、なにより十分な日程が確保できることで、自分がやりたかった/行きたかった旅の実現性がぐっと高まると思うのです。もちろん、オフシーズンの価格には到底及ばないのですが、それでもちょっとがんばれば手が届くところまで来たりもします。

数日でもいいので、ちょっとだけ人とずらしてみる。
勇気を持ってちょっと休むと宣言してしまう。

パッケージツアーなどは分かりやすいのですが、世の中が人が多く動く時期にあわせて価格が変動していくので、それからあえてずらしてみることで、考えていた旅は思ったより高くないハードルで超えられることも。

会社の休暇スケジュールの中で夏の海外旅を考えようとしたら、たぶん毎年のようには行けなかったなあと思います。もちろん航空券の価格は日々動くので、いつから準備を始めるか、という点は別の観点ですごく大事なのですが、まずはやりたいことが十分にできる日程、混雑を避ける日程を確保することは旅の充実度と比例するはず。せっかく行くのに短くて忙しい旅はもったいない。

確実に確保できる日程から旅を考えるのではなく、やりたいこと・行きたかったところをベースにした適切な日程を確保しにいくという考えは、働きながらの旅づくりにおいてはとても大事な気がします。

見方をずらしてみることで、ずっと行きたいと思っている旅は、案外すぐに近づいてくるかも。

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自由大学 「じぶんスタイル世界旅行」-旅軸のある、ひと味違う世界旅のつくりかた-
※2015/2/22開講予定です

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武谷朋子のプロフィール
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2015-01-05 | Posted in トラベル, 旅のつくりかたNo Comments » 
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