琅茶 Wolf Tea / 個性的なお茶にデザインを。かわいくておいしい台湾茶
2016-07 台湾の旅
台湾の旅はお茶屋さんやお茶カフェをいくつかまわりました。店構えからして重厚感のある老舗のお茶屋さんから、若い人でも気軽に楽しめるお店まで。
今回はどちらかというと、いわゆる「お茶」のイメージを覆すような、気軽に楽しめるお茶のお店を探していました。
最初に行った「吾穀茶糧 SIID CHA」も、穀物という独自の切り口のお茶と入りやすいお店がすてきだったな。
そして最後に行ったのがここ「琅茶 Wolf Tea」
まずですね、webがめちゃくちゃかわいいんですよ!→琅茶 Wolf Tea(ウルフティー)
わたくしドストライクです。高品質なお茶のお店ってなんだか入るのにも躊躇しちゃう…こともありますが、お茶にあまり詳しくなくてもここはなんだかすごく親近感がわいたのです。
お店はパイナップルケーキで有名な「微熱山丘」のすぐ近く。(松山空港近くでもある)
「琅茶 Wolf Tea」のお店はついうっかりお店の前を通り過ぎてしまったくらい、ひっそりと佇んでいます。店内は基本的にショップのみでカフェやイートインスペースはありません。
このお店のオーナーであるArwenにいろいろと説明してもらいながら、気になったものをいくつか試飲させてもらいました。
↑ この試飲スタイルは初めてだったんですが、茶葉の膨らみも香りもダイレクトに感じられてよかったです。茶葉にお湯を注いで、スプーンですくって試飲しました。
茶葉メニューは日本語もありました。ちなみにArwenは日本語は話せませんが英語は堪能なので、多少英語を話せる方であれば、ぜひいろいろと質問してみるのをおすすめします。
Arwenの話がとてもおもしろくていろいろ聞かせてもらいました。
そもそもこの「狼茶 Wolf Tea」をつくったのは彼女のお父さんの影響だそう。お父さんはずっとお茶の仕事をしていて、小さい頃から彼女もたくさんのお茶を飲み、良いお茶とは何なのかをお父さんからたくさん教えてもらったとのことでした。
台湾ではお茶スタンドやお店・カフェなどかなり多いし、若い人もたくさん飲んでる印象だったけれど、若者のお茶離れもあるようで、「若い人にもっとおいしいお茶を飲んで欲しい!」という思いでこのお店をオープン。Wolf Teaはオープンしてもう3年になるようです。
彼女は元々デザイナーとしても活躍していたので、Wolf Teaのお茶のパッケージはじめ、全てのアートワークは彼女によるもの。か、かわいいー!!!
Wolf Teaのお茶の種類ですが、「烏龍茶が6種類」「紅茶が3種類」がありました。
台湾は烏龍茶と言ってもその中にすごい種類があるんですよね。色だって緑のものから深い茶色のものまで。わたしが特に気に入ったのはこちら。
* ”ミルクがいらないミルクティー”と呼ばれる「奶萱紅茶」
* 花を思わせる香りとさっぱりした甘さが特徴の「野香烏龍」
「え、ミルクがいらないミルクティーってどういうこと?」と思ったんですが、香りでもうわかるんですよミルクの甘さが・・・(驚)!もちろん紅茶自体にミルクは入っておらず、純粋な「紅茶」なわけですが、ほんとうに甘い香り!これは、ミルクいらないですほんと。お店でも人気商品みたいです。
ティーパックになった4種類の茶葉が入ったセットもあったので、いろいろ飲んでみたい時はこういうのもいいですよね。
日本茶のこと、若い人たちが飲むお茶のこと、台湾の人の好み、などなど、たくさんお話しできて楽しかったなあ。
茶葉の種類は9種類。厳選されたものでどれも個性があって気になるものばかり。そのお茶にまつわるストーリーを聞いたりおしゃべりしてたら、あっという間に時間が経って日が暮れてた(笑)
個性のあるお茶、そして、世界観をあらわすパッケージアートワーク。
お茶にデザインを取り入れるとこんなにかわいく、そして親しみが湧くものなんだなーとWolf Teaに行って思ったのでした。小さなお店の中も世界観たっぷりでよかったなあ。
お茶をたくさん買ってきたので、しばらくはおうちで楽しもうと思います。ふふ。
<Information>
■ 琅茶 Wolf Tea(ウルフティー)
住所: 台北市民生東路5段36巷8弄23號
営業時間: 13:00 – 19:00
これで今回の台湾のエントリはおしまいです。また行きたいなー!
武谷朋子(タケタニトモコ)でした:)