時間の経過と興味の変化。旅先に戻ってくるという感覚。
たぶん暮らす場所が世界中のどこであれ、旅という行為は必要だなと最近感じます。
いまベトナム・ホーチミンで暮らしていますが、どんどん変わっていくこの街はまだまだ行きたい場所がたくさんある。毎日の暮らしだってだいぶ慣れたものの、やっぱり「旅」をしているかのように感じることも多いです。だけど、やはり「期限を区切った旅」にはまた違った魅力があると思います。
いまの暮らしとはまた違った文化の中に一定期間だけどっぷり浸かること、それを定期的に行っていくことは、普段の生活にもいい影響があったりするので、やっぱり好きでずっと続けています。
今年はもうベトナム国外への旅はないかな、と思っていたのですが、偶然訪れた機会があって、いまミュンヘンにいます。来週にはパリに移動して少し滞在予定です。
滅多にない機会がめぐってきたのなら、その機会は生かしたいなあ、と。
以前、期間限定で海外に住んでいた友人を訪ねて旅をしたこともありました。その時行くことで、普段ひとりで行くのとは絶対に違った体験ができる、と思って今行かなくては!と迷わずチケットを取った感じでした。
ガイドブックにない体験の数を増やす/海外に住む人に会いに行く旅
というわけで、7月まで全く予定になかったのですが、再び旅の途中。今回はリサーチも兼ねて。ミュンヘンは初めてヨーロッパを訪れた時に行って以来なのですが、たのしい…こんなにいろいろあったのか…!という感じです。(見逃しすぎていたもの、多すぎた)
当時はまだ海外旅行にも慣れてないし、ヨーロッパも初めてだったので、いわゆる「名所を順番に巡る」ような典型的な観光旅行をしていました。それはそれで楽しかったのですが、あれから10年以上かけて世界中のいろんな街をめぐって、ミュンヘンに戻ってきました。感じるところや引っ掛かりのある場所がまったく違うのがまたおもしろいです。(パリも5年ぶりなので楽しみ)
とにかく外に出てみて感じるものがやっぱりある気がします。今回の旅の話はまた今度。
武谷朋子(タケタニトモコ)でした。