おしいものがありすぎて困る街、リスボン。
そして、まだ日本人観光客もそこまで多くない街、リスボン(というかポルトガル)
何日あっても、良さそうだなーと思ったお店全部は行くことができないかなしみ。。
旅に行った時にいつも意識していることがあって、それは「おいしいお店を事前情報なしで自分で探してみる」ということ。そういえば前にこんなことを書きました。
<関連>海外の旅先で行くお店は事前に調べるか、偶然に任せるか /おいしいお店の探し方
それを「おいしいお店を探す嗅覚」と自分で名づけているのですが、旅って、この嗅覚を鍛えるのにもってこいの機会だったりする。
世の中に口コミなどたくさんの情報が溢れすぎていて、いい意味で「雰囲気で飛び込んでみる」ような冒険が少なくなってきている気がします。
「せっかくの旅だし、ごはんで失敗したくない」という思いと、「旅だからこそ、思い切って飛び込んでみる」という思い。
相反するんですが、どっちも叶えようというのがいつものわたしの旅です。結果的に、「ここよさそう…!」という直感に従って入ったお店がめちゃくちゃおいしかった時の感動の方が、後々残ったりすることもあるんですよね。事前の評価を気にせず入るから、印象が強く残るからなのかもしれません。
正直なことを言うと、おいしい時と、まあ普通(苦笑)な時もある。だけど、毎回学ぶんですよね。だから続けるほどに成功確率は上がってくるし、あまり知られていないところを発掘しちゃった!といううれしさもあったりします。
リスボンは本当にお店の数が多いので、ごはんを探すのは悩みましたが、今回はバイロ・アルト地区を中心に歩いて探しました。このエリアは路地の両脇にお店がたくさんあって、歩いているといい匂いが。歩いているだけでしあわせな気分になります。そんなエリアでなんとなくピンときて入った1軒が、ものすごくよかった。リスボン滞在中2回行ったほど。
接客態度やそのスピード、そして料理のおいしさ。お店の雰囲気。すべてが本当にすばらしかった。
この、リゾット(魚ベース)が本当に本当においしかった。忘れられない味がまたひとつ増えたのでした。ちなみにリスボンでもリゾットは軽く2人前以上の量で出てくるので、リゾットが食べたい場合は2人以上で行くことをおすすめします。
その他、ナザレでも食べたイワシの塩焼きや、イカのグリルなど、定番料理はこぞって揃っています。これがまたどれを食べてもおいしい。リスボンも魚がおすすめです。
食べて飲んで、ポルトガルに来ると、おいしいごはんをみんな楽しそうに食べている姿がいつも印象的で、今回もそんな「しあわせなごはんの時間」の空気の中にたくさん溶け込みました。
ごちそうさま!おいしいポルトガルでした。
<Information>
Cocheira Alentejana
Travessa do Poco da Cidade 19
http://cocheiraalentejana.pt/pt
またふとした時にポルトガルのことを書くかもしれませんが、
ポルトガル旅行記は一旦今回でおしまいです :)
派手さはないけど、やっぱりじわじわといい余韻が続くすてきな国、ポルトガル!
武谷朋子(タケタニトモコ)でした :)