旅の楽しみのひとつは、やっぱりごはん。
アートフェスティバル”AgitAgueda”を見にポルトガル中部にある街アゲダ(AGUEDA)に来たわけですが、ガイドブックにエリアの情報すら載っていない街なので、当然ながら宿とこのアートフェス以外の情報が全くない状態でやってきました。
情報が分からないのって逆にわくわくする。
ごはんは地元の人が入っていそうなお店をいままでの旅の嗅覚を頼りに歩きながら探して、結果的にすごくすてきなお店に出会いました。
きちんとしたお店ということでは2店舗入ったのですが、どちらもメニューが似ている感じでした。ある日のランチで食べたのがこちら。
アゲダでは、どうやら豚がよく食べられているようです。内陸の街なので、シーフードよりお肉なんですね。
そしてこのポークですが、基本はグリルだったり、煮込んであったり。調理方法は大きくこんな感じのようです。そして、付け合せとしてレモンやオレンジが添えてありました。味がこってりしているので、柑橘系果物の果汁がさっぱりさせてくれるんだよー!と地元のおじさんが教えてくれました。がっつりなごはん。
そしてさらにびっくりしたのは、ポテトとごはんがコンボで出てきます。(もしかしたらこれはお店によるのかもしれませんが、2店舗とも両方出てきました。)
炭水化物に炭水化物・・・・(ふ、太る・・・)
今回の旅は夫と2人で行っていたのですが、量がですね・・・すごいんです。普通に2人分で頼むと、男性でも1人前の量がかなり苦しい…くらいの量です。お腹がはち切れそう・・・という経験をひさしぶりに味わいました^^;
ベトナムのごはんは1人分でも適量で出てくるので、「ザ・ヨーロッパのごはん!」だな、とひさびさに目の当たりしたわけです。
味付けは日本人ならかなり好きな味付けだと思います。ただ、量が量だけに、このレモン(オレンジ)の存在が途中からかなりありがたくなってきます(笑)むしろ、これないと食べられないくらい。
ローカルのおじさんたちはポテトもごはんも、もちろんメインのプレートもきれいに食べてました。いやー、みんなすごい。わたしといえば、苦しくてもう食べられない…!という限界に達しました。ははは。(ま、この旅はこの後も食べ続けたので結局は太って帰ってきたのですが。笑)
ちなみにアゲダの街は、アジア人自体ほぼ見かけませんでした(1組すれ違ったくらい)。
また、ローカルの人とは英語はほとんど通じないので、お店の人がしゃべるポルトガル語をふむふむ聞きながら、なんとなく意味を感じ取るコミュニケーションでした。でも、なんとなく意味が分かるんですよね(気のせい?)。みんな優しい人ばかり。やっぱりポルトガルいいなあ、とアゲダの街でさっそく実感しました。
「1人分の料理が多すぎる」というヨーロッパあるあるですが、アゲダではぜひポークとポテトとごはんのコンボをお楽しみください。ローカルの食堂の独特の雰囲気が好きで、量は多いと分かっていても、やっぱり行きたい。
お腹の限界を感じられるしあわせも、またあるような気がします。(お腹はパンパンですが。笑)
<AGUEDAで入ったローカルのお店>
O Tonel 110 R. São Bento 8 Águeda
(お店のおばちゃんが、すごくいい味出してて最高でした。近所に欲しい、そんなお店。)
武谷朋子(タケタニトモコ)でした :)