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フォンダシオン ルイ・ヴィトン建築展:フランク・ゲーリーが手掛ける空に浮かぶガラスの船〔東京〕

一時帰国中の時の企画展探訪。

先日書いたTOTOギャラリー・間での企画展に続き、お次は表参道エスパスルイヴィトンで開催中の「フランク・ゲーリー/ パリ-フォンダシオン ルイ・ヴィトン 建築展」

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エスパスルイヴィトンというギャラリーは、入口が表参道ルイヴィトンなので、やや入りにくめだったりしますが、涼しい顔して「エスパスルイヴィトンに行きます」と言えば入口右側奥にあるエレベーターを案内してもらえます(笑)ギャラリーは7階。

パリ-フォンダシオン ルイ・ヴィトンという文化・芸術複合施設

2014年にパリのブローニュの森の中にできた、文化・芸術の複合施設がこのフォンダシオン ルイ・ヴィトン。この設計を手がけたのが建築家のフランク・ゲーリー。この企画展ではこの建築ができるまでを模型を中心に展示しています。作っては壊しを繰り返し、どんどん形を変えながら、最終的にこのGLASS SHIPと言われるガラスの船のような形になったのか、と模型を見ながらいろいろ考えをめぐらせていました。

外観はかなり奇抜というか個性的な建物なのですが、すごくよく考えられている建物だと、実際現地に行って感じました(その時の模様はまた別途書きます)。ひとことでいうと、その建築の用途(フォンダシオン ルイ・ヴィトンでいうと、アートの展示を中心に、コンサートなどもできるホールなども完備し、それが観る人にとって心地よく設計されているんです。

わたしは建築の専門家でもなんでもなく、ただの建築見るのが好きなだけなのですが、世界各地の美術館を数多く訪ねていく中で、建築として心地良いかどうかは結構注目して見ています。このフォンダシオン ルイ・ヴィトンは、数ある美術館の中でも、かなり好きな部類に入るくらい、お気に入りの場所です。

映像で、フォンダシオン ルイ・ヴィトンの内部と外部空間を堪能する

フランク・ゲーリーの建物は特にそう感じたのですが、平面の写真より、映像として立体的に見る方が何倍も建物のよさを感じることができます。このエスパスルイヴィトン内の上部壁面に、フォンダシオン ルイ・ヴィトン(パリ)の実際の映像を写したものが上映されています。これがまた見入ってしまうくらい、開放感に溢れていていいんです…!

この時ご一緒していた方に、行った時の興奮も含めあれこれお話ししながら、結構な時間一緒に見入っていました(笑)とにかくひとこと「気持ちのよい空間であり建物」というのは、映像を見てもらえれば一目瞭然かと。建築に詳しくない方でも楽しめると思います。

21_21 DESIGN SIGHTで開催中のフランク・ゲーリー展の後にぜひ

なんでしょう。今年はゲーリーの年なんでしょうかね。
というわけで、六本木の東京ミッドタウン横にある「21_21 DISIGH SIGHT」で、これまたフランク・ゲーリーの大型企画展が開催中です。こちらはフランク・ゲーリーのアイデアの発想から具現化までのプロセスを追った企画展。

フォンダシオン ルイ・ヴィトンのことも一部展示がありますが、より展示内容を理解しながら楽しむのであれば、「21_21 DISIGH SIGHT(六本木)」→「エスパスルイヴィトン(表参道)」の順番で巡るといいかもしれません。「21_21」の方でゲーリーの考えかたを知り、エスパスルイヴィトンで実際にフォンダシオン ルイ・ヴィトンのプロジェクトについて見てみる、という感じでしょうか。

やっぱりいいなー!フランク・ゲーリー。

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【企画展詳細】
エスパスルイヴィトン ESPACE LOUIS VUITTON
フランク・ゲーリー/ パリ-フォンダシオン ルイ・ヴィトン 建築展
会期:開催中~2016年1月30日まで(開館時間11:00~18:00)
http://www.espacelouisvuittontokyo.com/ja/
※入場料無料

* フォンダシオン ルイ・ヴィトン公式サイト
http://www.fondationlouisvuitton.fr/ja.html

武谷朋子(タケタニトモコ)でした:)