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全てがメイドインベトナム。カカオ生産から手掛ける「ALLUVIA」のチョコレート

突然ですが、わたしのいちばん好きな食べ物はチョコレートだったりします。
でも、ベトナムでは正直期待してなかったんですよね。まあ、あっても他の国から輸入して最終加工だけ現地でやっている感じなのかな…くらいに思ってました。

そしたらまあ、違ったんですね。おそるべしベトナム。

ここホーチミンで思わぬチョコレートとの出会いがいくつかありました。ベトナムで作られるチョコレート。まだまだ世界には知られていないと思いますが、こんなのもあるよ!ということでご紹介。ベトナムは奥深いんです、ほんとに。

カカオから生産する「Pod to Bar」のチョコレート

最近よくチョコレートで”Bean to Bar”という言葉を聞くようになりました。カカオ豆を仕入れて板チョコレートまでを作るという意味で、作り手のこだわりが感じられるチョコレート。日本でもそういったお店でユニークで独創的なチョコレートを購入できる機会も増えてきました。
でもベトナムには、「Pod to Bar」と呼ばれる、カカオ自体の生産から最終のチョコレートの段階までをつくる企業がいくつかあることに、住んでから初めて知りました。これは…すごい!!(大興奮)

そもそも、カカオがベトナムで育つなんて想像すらしていなかったので、この気候だとカカオも育つのか!とまずそこで感動。世の中的にはほぼ知られていないと思います。でも、ベトナムはチョコレート以外にもいろいろ国内生産しているものが多くて、ベトナムの生産国としてのポテンシャル、結構すごいと思います。南部は特に温暖な気候もあいまって、南国で作られているようなものがたくさん育つようです。

チョコレートの原料、カカオとはこんな果実です

ホーチミン市内で開かれていたとある展示会に行った時に、初めて知ったこの「ALLUVIA CHOCOLATIER」。チョコレートの生産工程などをあれこれお話を伺いました。あんなに食べてきたチョコレートだけど、きちんとつくり方を知ったのはこの時が初めて。そして、展示してあったカカオポッド(カカオの実)を興奮しながら見たり触ったりしていたら、「ちょっと待ってて!」と言われ・・・なんと、中身を割って見せてもらいました。なんて優しいの> <

しかも、「ちょっと食べてみて!」と言われ、まさかのカカオの実を一粒その場で食べてみました。

お、おいしい…!!!!

フレッシュなカカオの実は、少し酸味がありながらも優しい甘さがあり、食感も含めてマンゴスチンに少し近いような感じでした。チョコレートになるのはこのカカオの豆の方なので、果実としてのカカオからは全くチョコレート感はありません。でも、これ果物として食べるのは個人的にあり!でした。くせになるおいしさ、っていうんですかね。

ALLUVIA CHOCOLATIERのダーク&ミルクチョコレート

そんなALLUVIA CHOCOLATIERはダーク&ミルクチョコレートが展示してあって1枚ずつ購入してきました。どちらが人気あるのか聞いてみたら「ダーク」と即答。「ミルクは子供がよく食べるけど、大人はダークね」と言ってました。ここのミルクチョコレートはカカオ40%と低めなので、子供が好きな味なのかも。

両方食べてみましたが、よーく冷やしたダークとミルクを半分ずつ口に入れて溶かしながら食べるのが好きでした(笑)

Alluviaの商品はホーチミン市内で購入できます

このALLUVIA CHOCOLATIER、市内で購入できます!
「カカオパウダー」はホーチミン市内のファミリーマートで売っています(店舗によってはない場合もあり)。カカオパウダーを買ってアイスチョコレートを作ってみるのもいいかも。冬ならホットチョコレート!
チョコレートタブレット(板チョコ)の方は、1区にあるアンナムグルメマーケットで購入できます。(ここにはカカオパウダーもあり) 

せっかくベトナムに住んでいるので、ひとつでも多くすてきなMade In Vietnamを探してみたいなと思ってます。

<Information>

ALLUVIA Chocolatier
https://www.facebook.com/CacaonguyenchatAlluvia
http://www.cacaoxralluvia.com/

Annam Gourmet Market
Address: 16 Hai Bà Trưng、Bến Nghé、 District1
アンナムグルメマーケットwebサイト

武谷朋子(タケタニトモコ)でした:)