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ムイネーの”おいしい”を食べる:渋すぎる名物と隠れたお菓子

ベトナムのムイネーの旅のまとめ、今回で最終回です。

最後は食べ物。食いしん坊であるがゆえ、旅先の食べ物は楽しみのひとつ。特にベトナムはここホーチミンもかなりごはんがおいしいので、国内各地の食文化を楽しむのも、旅の楽しみであったりします。

渋すぎてぐっとくるムイネー名物

ムイネーは海沿いの町ということもあり、やはりシーフードがおいしい。海岸沿いには、夜だけ開くシーフードのお店が軒を連ねます。捕れたての魚介類はとにかく新鮮です。どこのお店も似たり寄ったりな感じなので、雰囲気やメニューを見ながらお気に入りのお店を探すといいと思います。※魚によっては「時価」となっているので、オーダーする前に値段の確認をお忘れなく。すごく高いものもありますので…

「海沿い→シーフードがおいしい」というのはまあ、想定内な感じもあるのですが、調べていたら、ムイネーの名物として挙がっていたのが「イカの一夜干し」。

!イカの一夜干しですか・・!

し、渋すぎるじゃないか…!(でもこういうの大好きだ…)
イカまでは分かるけど、”一夜干し”という食べ方がベトナムでもあるのか!とちょっとした驚きと、ぐっとくる不思議な親近感がありました。(わたしがイカの一夜干しが大好きなこともありますが。。)

イカの一夜干しはベトナム語で「Muc mot nang」といいます。ムックモッナン。この料理といえば、とも言われるお店「CAY BANG」に行ってきました。こちらの料理、メニューには1Kgでの価格が書いてありますが、グラム指定でオーダーもできます。1Kgは多すぎますしね…。300gくらい頼むとちょっとつまむには十分な量かと。

イカの身が厚くてふかふか。噛むほどにおいしい逸品でした。間違いなく昼からビールのコースです。

おすすめのお土産(Banh Kep)

シーフードもイカの一夜干しも現地で十分楽しめたのですが、最後にひとつお菓子のおすすめを。早朝のツアーの最後に訪れたスイティエン(Fairy Stream/Suoi Tien)の入口にある「HANH」というお店で買えるこの「Banh Kep」というお菓子。いわゆるベトナムのワッフルなのですが、これ、ものすごーーーくおいしい!

ココナッツミルクを混ぜた生地を焼き、細かく砕いたナッツを生地の中に入れて最後にくるくると巻いて両サイドに重しを置いてしばらく冷まして完成。(←作る工程を目の前で見ていた人)ご家族でお家の奥で朝から作っていました。このお菓子もガイドさんに教えてもらったのですが、食べたらあまりのおいしさに感動して、お持ち帰り用にまた何袋か買って帰りました。こんなたっぷり入って、一袋60円くらいです。(安すぎるよ。。)

ちなみにこのBanh Kep、お店の表にはなぜだか出ていなかったので、知る人ぞ知る(?)ものなのかもしれません。でも、お店の人に「Banh Kep」というと奥からお菓子を持ってきてくれました。

「Banh Kep」というワッフルのお菓子はホーチミンにもあるのですが、このくるくる巻かれてナッツが入っているものは見たことがありません。ガイドさん曰く、この形のBahn Kepはムイネーオリジナルだそう。

割れやすいので日本に持ち帰るのには向いていないかもしれませんが、旅の途中のおやつとしても、すごくおすすめです。このBanh Kepを食べに、またムイネーに行きたいくらい。

海沿いの町でありながら、海じゃないところも(むしろそっちが)楽しいムイネー。ホーチミン滞在で2日くらい予定が余ったらムイネーへぜひ。

<場所>
*イカの一夜干し(Muc mot nang)
Cay Bang
khu phố 1,Phan Thiet,Binh Thuan

*Banh Kep
HANH
63A Huynh Thuc Khang, Ham Tien, Mui Ne
※スイティエン(Fairy Stream)入口のすぐ左に確か2店舗あるのですが、一番左のお店がHANHです(看板あり)

武谷朋子(タケタニトモコ)でした。