ベトナムには、砂丘があるんです。砂丘。全くイメージすらなかったけれど、砂丘が好きなので、これは行くしかないと思って行ったベトナムの海沿いの町ムイネー、現地発のツアーに参加したのですが、そのスタートは、White Sand Dunesから。
白い砂浜で夜明けを迎える(White Sand Dunes)
ツアーのスタートは午前5時。まだ辺りは暗い早朝。
ちょっと古めのジープに乗ってWhite Sand Dunesへ。中心地からはジープで30−40分はかかったと思います。道の中盤くらいまでは舗装された道路を走っていたのですが、砂丘に近づくにつれて舗装されていない土の上を走り、朝からガタガタ揺れる揺れる^^; 行く道すがら、牛と牛追いの姿を見かけたりなど、「ああ、ベトナムだなあ」というような光景も見ることができました。
到着してすぐ、もう言葉が出ないくらい感動。
広大な砂丘に、サラサラとした白い砂、そこに段々と陽の光が。
砂丘内は有料でジープで走ることもできますが、砂の感触を楽しみたかったのでわたしは歩きで砂丘の端を目指しました。すぐにビーチサンダルを脱ぎ、やわからかな砂を自分の足の裏で感じながら進んで行く。
いまベトナムにいることが信じられないくらいの、本当にすばらしい景色と時間でした。美しいとはこのことだと思う。夜明けを見ることができたのが、本当によかった。ここはぜひ夜明けか、夕暮れに。
日の出をゆっくりと見たのっていつぶりだろう。足元の風紋、砂丘を照らす光と、人の影。
足の裏で砂を踏みしめた感触が、いまだに忘れられません。
刻一刻と変わる、空と反射する砂の色。色の移り変わりを目の当たりにした贅沢で美しい時間でした。ひとりでも多くの方に、この風景を見て感じてもらえたら。
<場所>
正確な住所はこの地図通りなのかどうか・・・という感じですが、もしタクシーで向かう場合でも「White Sand Dunes」といえば一発で通じます。ただ、このWhite Sand Dunesは中心地からかなり離れているため、タクシーで向かうと結構な料金がかかるはず(おそらく、ツアーで行った方が安い)。現地でも砂丘ツアーは申し込み可能なので、ぜひツアーで。
武谷朋子(タケタニトモコ)でした。