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校門前にいきなり現れたモバイル花屋さんと小商い

ホーチミンには、レストランに加えて道端にお店をひろげる屋台がたくさんある。校門前にはそんな屋台がいつもたくさん出ているのだけど、今日は通りかかったらいつもの校門前がなんだか騒がしい。

よく見てみると、普段は見かけない「花屋さん」がたくさんいた。学生らしき子たちがそこで買ったらしい花束を持って歩いている。

今日はなんか特別な日なんだろうか…?と校門に近づいてみたら、どうやら今日は大学の卒業式らしい。セレモニーに参列する人達が校門前で花束を買って卒業生に手渡したりしていました。事情が飲み込めたところで、花束の調達は校門前でするのか!と思ったのですが、よく考えてみれば結構便利な仕組みだよなあ、と。

みんなバイクで移動することもあり、大きな花束はなかなか持ち運べないから、こうして校門前に花屋があることは利用者にとっても便利なんじゃないかと。花束を買いやすい仕組み。もらった卒業生も嬉しそう。

この花屋さん、次から次へとよく売れること売れること!(ちなみに、卒業式用?のクマのぬいぐるみ(写真上奥)もよく売れていました)

花束を持った卒業生がたくさん。いい光景。

需要のある所に行って商いをする。需要がなくなったら場所を変える。

当たり前ではあるのだけど、ベトナムの屋台の小商い(ちゃんとした商いでもありますが)ってこういうところがすばらしいなといつも見てて思います。移動できるからこそのメリットをフル活用。固定の店舗を持ってお客さんが来てくれるのを待つんじゃなくて、人のいるところにお店を出してお客さんを呼ぶ。そんなお店の形態がベトナムには日常的にあって、毎日夜にはお店をたたんで帰る。まさにモバイル実店舗。

きっとこのモバイル花屋さん達は、市内のいろんな場所の卒業式やお祝いごとのスケジュールを把握してて、日ごとにどんどん移動していくんだろうなあ(その辺の嗅覚はすごそう)。

屋台の人達は小さいスペースでテキパキと仕事をして、売り切れたら帰る。そのモバイル性はいつも見ていて関心します。(まあ、日中売れない時とかはだらだらとお茶してる人も多いのですが、それもベトナムらしさということで(笑))

屋台にはいろんなヒントがたくさん詰まってる(気がする)。

武谷朋子/Tomoko Taketani