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ベトナム産アラビカ種の豆で味わうホーチミンで飲めるスペシャルティコーヒー(Saigon Coffee Roastery)

コーヒー豆の生産量がブラジルに次ぐ世界第2位というすばらしきコーヒー大国にもかかわらず、そのまま飲むと超絶苦いという個性あふれるコーヒーなのです。ちなみに、たっぷりの氷にコーヒーとコンデンスミルクが入ったものを「カフェスアダー」と呼ぶのですが(ブラックのアイスコーヒーのことは「カフェダー」と言います)、初めて飲んだ時の衝撃を綴ったエッセイはこちらから。

自由に生きるためのWEBマガジンORDINARY(オーディナリー)で連載中の、わたしのベトナム暮らしを綴るエッセイ「氷が溶けるまで」第3話が更新されました!▼氷が溶けるまで【第3話】思い込みが溶けていく、ベトナムコーヒーに隠された甘い時間の過ごしかた▼第3話は何となく知っているつもりでいた、ベトナムコーヒーについて。暮らし始めてから、「全然違うじゃないか…!」と思った飲み物でもありました。思い込みってよくないですね。うん。できるだけ現地に行って、自分で体験することを大事にしたいな、と思うきっかけにもなりま...
ORDINARY連載更新(第3話)あまいあまいベトナムコーヒーが教えてくれたこと - TOMOKO TAKETANI -TRANSIT LOUNGE-
ベトナムに住んでいて実は困っていたコーヒー豆

ほぼ毎朝、セルフドリップしてコーヒーを飲むのが習慣でした(ブラックで飲む派)。
ベトナムはコーヒーなんてたくさんあるから、現地でお気に入りの豆見つけたらいいよね!なんて気楽に考えてたんですが、まあすぐに困ったのがこのコーヒー事情。

ベトナムコーヒーは通常「ロブスタ種」という苦味のかなり強い豆を使うことが一般的で、そのままブラックで飲もうもんならすぐに胃が大荒れします(自分比)。地元のコーヒー屋さんで試しに買ってみて朝飲んだら、爽やかな一日の始まりが大変なことになったことも…

調べてみたら、いまコーヒー豆では主流のアラビカ種よりロブスタ種の方がカフェインが多いそうで(やはり)。

それからは一時帰国の度にコーヒー豆を調達したり、ベトナムに遊びに来てくれた友達のお土産リクエストに「おいしいコーヒー豆をー!」なんてお願いをしたりしてはそれをベトナムで飲むようにしてました。そんな一方で、ベトナムでもブラックで飲めるおいしいコーヒー豆はないものか…と探していたんですよね。

ようやく見つけたブラックコーヒーがおいしい1軒:Saigon Coffee Roastery


(コーヒー豆の乾燥をしているところ)

日本ではスペシャルティコーヒーのお店はたくさんあるけど、ホーチミンシティでは2015-2016年くらいからようやくお店が増え始めたかなーといった感じでした。そんななかの1軒が「Saigon Cofee Roastery」。ドンコイ通り沿いの古アパートの中にあります(L’Usineがあるアパートと同じ)。

ここは店名の通り自家焙煎もしていて、オーダーをすると1杯1杯目の前で淹れてくれます。

豆は3種類から、抽出もV60/Chemex/Kalita/エアロプレスから選ぶことが可能。この日はカフェラテをオーダーしたのですが、ここのコーヒーはブラックでもおいしく飲めるので、今回豆を持って帰ってきました。

ちなみにベトナム産の豆は2種類売っています(いずれもアラビカ種)。TYPICAとBOURBONの2つ。コーヒーの産地で有名なダラット産100%の豆です。

*TYPICA:酸味がありミルクと合わせるとおいしい
*BOURBON:酸味が少なく、ブラックで飲むとおいしい

ということだったので今回はBOURBONを選びました。しっかりとした味わいですが、胃が荒れることもなくおいしく飲んでます。ようやく!

ベトナムはカフェは数え切れないほどあるけど、意外と困る「ブラックで飲めるおいしいコーヒーがない」事情。Saigon Coffee Roasteryはおすすめの1軒。

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◉Infrormation
Saigon Coffee Roastery
住所:151 Dong Khoi St ( 1st floor ), District 1
営業時間:08:00-18:00
※アパートの入口はアートギャラリーです。進んで突き当りを左、階段を上がって2階になります(ベトナムで1st floorというのは、日本でいうところの2階です)
https://www.facebook.com/saigoncoffeeroastery

武谷朋子(タケタニトモコ)でした:)