ホーチミンに住んでからというもの、ベトナム国内もいろいろおもしろそうな街がある。ということで、勝手に始めたベトナムディスカバリー。4都市目は国内屈指のビーチリゾートとして人気のニャチャン。(ホーチミン→ブンタウ→ムイネー→ニャチャン)
2015年の大晦日から年明けにかけて行ってきました。ということで今年2016年の旅はじめはニャチャンから。
ニャチャンはこんな場所にあります
ホーチミンから約450キロ北東の場所に位置している海沿いの町です。ホーチミンからは飛行機で約1時間。ニャチャンは日本からの直行便がないので、行くには主要都市(ハノイやホーチミンなど)で乗り換えする必要があります。ホーチミンから列車でも行けると聞いたんだけど、約8時間もかかるらしく(遠!)興味はあるけれど列車はまた別の機会に…。というわけで、初のベトナム国内線を使って行きました。
ちなみに地図だとこのあたりです。ホーチミンとダナンのちょうど真ん中くらい。
ニャチャンは暖かいロシアだった
今回のニャチャン旅。事前情報はあまり入れずに行ってみたんです。そしたらびっくり。ニャチャンの町の中心部に行って最初に目に入ってきたのが、ロシア語。ロシア人のバカンスの地として人気の場所らしく、自然と看板などもロシア語が併記されるようになったようす。ロシアの気温みたら、そりゃあったかい場所に逃げたくなるよね…と深くうなずいてしまったわたし。(なんと、ロシアからの直行便が出てます)
…とここまで書いてどこか似てる町が…。そう、ムイネー。あそこもロシア語が町にあふれてました。
<関連>【ムイネー】3ヶ国語があふれるベトナム海岸沿いの町へ
でもニャチャンは似てるようで違った。というのももっとロシアだったんですよ。。分かりやすく比較すると、ムイネーは「バカンスで来ているロシア人が多い」。一方のニャチャンは「バカンスで来てる人も多いけれど、ここに住んでいるロシア人も多そう」という感じ。旅行代理店のスタッフなんかもロシア人の方を多数見かけしました。薬局なんか見ると「ベトナム語とロシア語しか書いてない」というお店も。英語すらない…!なんか新鮮(いい!)
飲食店のメニューも「ベトナム語・英語・ロシア語」の3ヶ国語表記、お酒はウォッカとラムはデフォルト。ここでもしっかりロシア対応。まあ、ほーんとロシアからの人が多かったこと。見る限りですが、ベトナム人と同じくらいロシア人の方をたくさん見かけた気がします。
そしてどこからともなく聞こえてくるロシア語。ベトナムにいるのに、聞こえてくるのはロシア語だったりして、もうどこにいるのか分からなくなってしまう感じがすごく楽しかった。このごちゃ混ぜ感、好きだなあ。いいなあ。
ワタシ的ニャチャンの遊びかた
ベトナムで海に行きたいというと、ローカルの人からは「ニャチャンがいいよ!」と口をそろえて言うんです。いまはダナンとか人気みたいだよ、というと「いや、きれいな海見るならニャチャンだから!」と。そんなに言うなら行ってみたいと思っていたんです。
が、実はちょうと今は雨季でオフシーズン。さてどうなることやら、と思っていたのですが、天気も持って、海も町も楽しめました。
◉海のあそびかた
行ってびっくりしたんですが、波、めっちゃ高いです(汗)
もはや波打ち際から5メートルくらいまでしか行けないくらい。かなり手前までどーんと大きい波がくるので、泳ぐというよりは、「本物の波のでる海(≠プール)」として遊ぶのが良い感じ。いやでも、ある程度泳げないときけんかも…。
海に入らずとも、みんなプカプカ浮かんでいる感じとか、高い波だから入りたくても海に入れない感じの人が多くて、波打ち際に人が佇んでいる感じが、見ているだけで楽しかったです。しかも見渡す限りほとんどロシア人のみなさんばかりで、なんだかビーチが不思議な雰囲気でした。これはたのしい。オンシーズンの海の感じはちょっと気になるところ。(どうやらオンシーズンの方が海の透明度がいいみたい)
◉町のあそびかた
個人的にロシアカルチャーに興味がそそられたので、滞在中にロシア料理でも食べみたい!と思ってお店さがしをしてました。これだけロシア人観光客が来るので、やっぱりあるんですよ、専門店が…!ベトナムにいるのに、あえてロシア料理を食べるとか、おもしろかったなあ。
ローカルな食べ物としては、海沿いなのでやっぱりシーフードです(お約束)。実はニャチャンはウニが捕れるんですが、残念ながらシーズンオフのためいまは捕れないんだそうで(残念)。でも、貝や海老など、シーフードはどれを食べてもおいしいです。(値段は時価のものも多いので、必ず確認!)
お土産屋さんなんかは売っているものがホーチミンとさほど変わらない(むしろ少ない)くらいなので、あまり買うものはないかなーという感じでした。
あと、バインミーに使うパンが、ホーチミンと違ったのです。具体的に言うと、南部のパンよりもうちょっと外側がかため。(パリのバゲットにわずかに近くなってる感じ)もしや北へ向かうほどにパンはかたくなるのか?説が浮上したので、いつか北上したら確認してみようと思います(実際どうなんだろうか)
そういえば、大晦日の夜、サンタ帽をかぶったロシア人のかたを多く見かけたんだけど、なぜ!?カウントダウンを待つビーチにもたくさんのサンタさんが…。ロシアは大晦日までクリスマスを祝うのだろうか(どなたか、知ってるかたいたら教えてほしい…!)
おもしろかった場所などはまた次回。ニャチャン、なんだかのんびりですごくよかった!
というわけで、武谷朋子(タケタニトモコ)でした。